シリーズ連載|私が59歳で会社を辞めたワケ Vol.2

私が59歳で会社を辞めたワケ

みなさん、こんにちは。
かつ兄です。

 

私が59歳で会社を辞めた理由(ワケ)

 

時は2015年の11月ころだったと思う。

懇意にして頂いてた某社の経営者であり、人生の大先輩でもあるA氏から突然「人生このままでいいの?」と問いかけられて、不安に押しつぶされそうになった51歳の事業部長。

60歳で定年退職を迎えると同時に会社からは放り出されて、今の職位も部下も収入も人脈も!!全部取り上げられてしまう。

続けるにしても給与は大幅にダウンし部下が上司になり「時間給」で働く従業員になるしかない。これでは家族も守れないし、第一部下が上司になるなんて自分自身が辛すぎる。

でも、どうする?
何ができる??

自分には際立った資格も学歴も・・ない。

そうなのだこの会社では、今となっては珍しいのだが、僕は高卒なのだ。そしてそれがコンプレックスだった。だからこそ人一倍頑張った。人一倍頑張って実績を上げ続けた。

普通は上司の顔異色を伺って、上司の言う通りに仕事を進めるものだが、それでは「学歴」というハンデは補えない。そう思った僕は上司の言うことを聞かない「使いにくい部下」になった。放置して欲しかったからだ。

皆が上司や会社に向けている意識を僕は外に向けた。上司や会社の意見は聞かずに、お客様やクライアントを見て、その意見をアイデアにして実績を上げていった。行動力と実績とお客様のお陰でのし上がっていけたのだ。

お客様やクライアント様との関係そして行動力が全てだった。

資格も学歴もない。

年齢が60歳で定年になった僕は・・どうなるんだろう??

 

どうしよう!

本当に焦った。

定年退職というのは、自分が築き上げたものを全て取り上げられることなのか!!

 

実際そうなのだ。

僕は会社依存だったのだ。

食事に行く友人も気の合う仲間も会社という枠の中にしかいない。

クルマ関係の趣味の仲間は居るけど、ビジネス的に繋がれるわけじゃない。

自分には素晴らしい人脈がある!なんて調子に乗ってても、それは「会社」というバックボーンがあるからこそ。60歳のただのおっさんには見向きもしないだろう。

 

薄々想像がついたんだ。

だから余計に怖かったんだ。

 

過去に意気揚々と「こんな会社辞めて事業を始めてやる!」と退職した諸先輩方の末路・・

意気揚々と辞めて自分で事業を起こしたり、次の職場に飛び込んで行ったものの、結局はうまく行かずに困ってこの会社に営業に来てみたり、お客様を紹介して欲しいとアポイントを取ってきたり・・再入社する者までいたのだ。

こんな会社ダメだ!辞めてやる!とか言って飛び出したくせに、ここを頼ってくるなんて!!本当に情けない。惨めな人だなぁ・・と、その時は思っていたんだ。

また、過去に定年退職を迎えて嘱託社員として働いている諸先輩方々、退職されて別のことをされている諸先輩方々・・

決して幸せそうには見えなかったんだ。。

こんな感じに見えた。

だから余計に怖かったんだ。

 

自分はああはなりたくない!!

自分はそうなりたくない。

自分は彼らとは違う。

もっといい状態になりたい。

会社から放り出されたとしても、普通の状態でいたい。

 

しかし、この状況だ・・・・どうすればいいんだろう??

特別な資格は持っていない。

学歴もない。

人脈も利用できない。

そうなのだ。。

会社という枠から外に出たら何もない事に気づいた。

だったら「会社という枠の外」に出て何かを作り出さなきゃダメだ!!

そう思ったんだ。

会社依存からの脱却

51歳まで。。

そう、22歳から51歳までの28年半の間「会社依存」だったのだ。

いや、みんなそうだと思う。

会社という組織に属したら、仕事はそこにありそのノウハウもそこにある。先輩方に仕事のやり方を教わって、就業時間中はその仕事を黙々と行えばお給料がもらえるのだ。お客様もそこにいるから安心だ。

会社という組織のルールを守って言われた通りに仕事をしていれば、ちゃんとお給料がもらえるのだ。たまに嫌な上司や嫌なお客さんや面倒な仕事の愚痴を言って、ため息をつきながら毎日過ごせば給料日には銀行口座にお給料が振り込まれる。

この状態に何の疑問も持たずに、会社や上司に不満を募らせつつ「ストレスが・・・」とか言いながら、週末を楽しみにして月曜日が近づくとブルーな気分になって、毎月毎月お給料日を楽しみにする。何気ない毎日が幸せだね〜的な!!!

いやいや、俺は違う!!そんなんじゃない!
ビジネスはそんな甘いもんじゃない!!気合い入れて顧客を獲得せよ!!お客様に提案しろ!お客様が第一だ!お客様に選ばれてこそ、ビジネスが発展するのだー!!的な。

これこそが「会社依存」なのだ!!

会社に属しているから甘えて愚痴も言える。
会社に属しているから営業活動やら顧客がどうしたこうした言える。

 

この枠から飛び出したところで

何ができるか?

何をするのか?

それを学ぶことにしたんだ。

まずは、会社依存からの脱却だ!!

まずは本屋さんにレッツゴーだ。

今までもビジネス書は好きだった。組織作りや営業活動や人脈の作り方やマネジメントや経営手法などなど、その分野の一流の方々から学んだ。書籍って素晴らしいと思う。孫正義さん、稲盛和夫さん、松下幸之助さん、柳生正さん、堀江貴文さんなどなど彼らの経験や考え方を、たったの数千円で学ぶことができる!!

 

とりあえず、定年後や50代や起業など・・目につく本を見てみることにしたのだが・・

しかし、今回ばかりは、答えが見つかるのか?どうなのか?

そんな、かつ兄の明日はどっちだ?(笑)

 

つづく

コメント

  1. さやか☆clear より:

    ドキドキしながら拝読しています!
    サチンさんにどんな風に繋がっていくのか!?
    そして、どんなタイミングで決断されるのか!?
    考えるきっかけを下さった方と今もお付き合いはあるのか!?
    ご家族の反応は!?
    気になることがいっぱい!
    楽しみです☆

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